
私は痛いのが嫌で、1人目は無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)で出産。
そんな私が、2人目は無痛にせず自然分娩で出産しました!
自分でもずいぶん潔い決断をしたなと思います。笑
産院では「1人目無痛なのに2人目は無痛にしないの?珍しいパターンだね(笑)」と先生に言われました。
まあ、なぜ無痛にしなかったのかというとちゃんと理由がありまして。
分娩予約時に既に大部屋が埋まっていて個室しか空いておらず、差額ベッド代が計15万円上乗せされることが決まっていたということ。
無痛にするとこれにさらに10万円かかるので、金銭的なことを考えてちょっと今回は無痛諦めようかなと思いました。
また、1人目出産直後に助産師さんから、「すごいスムーズなお産でしたよ!無痛なんてもったいなかった!多分普通に産んでても4時間くらいのスピード安産だったわよ。」と言われたこと。
そんなに安産だったのかぁ~、経産婦なら今度はもっと早く産まれてくるだろうし、2時間とかだったら陣痛も耐えられるかなぁ。。なーんて思ってしまったわけです。
ということで2人目を自然分娩で産みました。
以下、2人目の出産レポです!
(▶︎1人目無痛の出産レポはこちら【体験談】1人目無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)での出産レポ)
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37週4日目
2:00
寝ていたところ、下腹部が痛み出して目が覚める。
ここ数日、生理痛みたいな痛みが下腹部に出てしばらく経つと消える、ということが何度かあったので、「これもいわゆる前駆陣痛かしら~」と思いました。
たぶん、3時ごろそのまま痛みが消えて寝落ち。
その日の昼前、だったかな?トイレに行くとナプキンに血がついていました。赤茶色っぽいおりもの混じりの血。今思えばこれがいわゆる「おしるし」だったんですね。
ただ前日の妊婦健診で、「内診したから今日明日は出血があります。」と先生に言われており、案の定何度か出血があったので、この時も内診による出血だろうと思っていました。
15:00
うーん、なんか前駆陣痛がまた来たかも。とりあえず陣痛アプリつけとくか~ということで時間を計り始めました。
痛みがある持続時間は1分ちょい、間隔はだいたい10分前後。
先生には「経産婦なので、陣痛の間隔が15分になったら病院に来てください。」と言われていました。
ただ、陣痛初めての私にはこれが本陣痛なのか前駆陣痛なのか区別がつかず、病院に行っても「これは違いますよ~」とか言われて返されるかも。。と思い何となくそのまま様子を見ていました。
16:00
1時間様子を見たところで、やっぱり今までの前駆陣痛の感じとはちょっと違うと思い、「念のため、電話してみるね!」と夫に言い産院に電話しました。
陣痛の始まった時間、間隔、破水・おしるしの有無などを聞かれ、「では一応、可能性があるので今から入院準備して来てください。」と電話口の助産師さんに言われました。
タクシーを呼び、病院に向かいます。
16:30
病院到着。その間も痛みはおよそ10分間隔でやってきます。でもまぁまだ、生理痛でお腹痛いな・・くらいの痛み。
内診してもらい、「うん、子宮口6センチ開いてるね。今日中に産まれます。」とのこと。(まじかー!きたー!)ですよ。
18:00
入院する個室に案内され、「18時から夕食だから、食べれたら食べてね。陣痛が進んで痛くなってきたらLDR室にきて。」と助産師さん。
陣痛の痛みがおさまるタイミングでごはんを1口、2口。この時には間隔が5分になっておりだんだん痛みでベッドをのたうつくらいに。
18:30
(ダメだ!もうLDR室行こう)と個室を出る。
痛くなると動けなくなるので、休みながら少しずつ歩いて向かいました。
LDR室、分娩台にのぼる。
これ以降の陣痛は終わるまでめちゃくちゃ痛かったです。
痛みがくると、助産師さんが背中をさすったり、手を握ってくれたり、呼吸の仕方を伝えてくれたりしました。
私はというと「あーまたきた痛い痛い痛い痛い・・・!!」と叫ぶの繰り返し。
19:00過ぎ
子宮口7センチ。先生がやってきます。
私の股の向こうで何やら先生と助産師さんが話してる。少し、お産の進みがゆるかったようで、先生が手で破水させ、「よし。これでどんどんいきんで出そうー」と言われました。
もうこの頃になると陣痛は1~2分間隔。陣痛の痛みは最高潮になってます。
何度もいきんで、「頭、見えてるよー!」の声。で少し出てくると今度はいきんじゃだめと言われ、呼吸だけして!と言われるんですがこれまた辛い。「いきむ」って、よく「う○ちをする感じ」と言われるけどほんとそんな感じ。出したいし出かけてるのに出しちゃダメ!止めて!って言われると辛くないですか?笑 例えるとそんな感じです。
もう痛みがくるたびに、
私「あー(痛みが)きたっ!どうしたらいっ!?」
助「呼吸して!」
私「ハァーっ!ハァーっ!ああーー無理無理っ!いきみたい!」
と言って、いきんじゃダメと言われている場面でいきみまくる私。笑
もう腰砕けたと思うくらい痛すぎて必死なんだけど、意外と先生と助産師さんの会話とか聞こえてて、この時は会陰を切開するかどうかを話してました。
私はというと、赤ちゃんの頭が少し引っかかってなかなか出てこなくて、もう痛すぎてパニック。
私「はっ!むりっ!もうっ!息できないっ!」
私「もうっ!出して!(吸引でもなんでもして早く出して!の意)」
結局計20~30回くらいいきんだのかな?
なんとか無事に赤子出てきました。
もう、産み終わった直後は放心状態。。。
陣痛が始まってから約5時間、本格的な痛みが始まってからは約1時間半と、
ありがたいことにいわゆる”安産”ではありました。
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赤ちゃんはもちろん言うまでもなく可愛かったです。
でも、産み終わった直後に思ったことは、
「もう二度と自然分娩では産まない。」
「20万かかったとしても無痛にするべきだった。」
でした。
幸い、会陰切開はしなくて済んだので、産後辛かったのは後陣痛くらいでした。
一人目無痛で産んだ時は少し切ったので、その時は産後しばらく股の痛みがありましたね。
後陣痛は経産婦の方が辛いって聞きますよね。
私はなぜか一人目の時も結構辛くて、痛み止め処方してもらっていました。でもやっぱり二人目の今回の方がより痛かったかな。入院中は毎日2、3回痛み止め飲んでました。それでも、薬効いてる?ってくらいしばらく痛かったです。
今回の出産を振り返って。
今までどこの国の人もどの時代の人もみんなこうやって産んできたから、「自分でもできる(自然分娩でも)」と、正直痛みを甘く見ていました。
AIが登場し生活がどんどん豊かになって医療も発展してきたこの時代に、こんな痛みを経験しないと子供を持てないのか。なんて出産だけはアナログなんだろうと思いました。
あと、あんまり言いたくないけどいきみ中に、排便排尿もありました。(夫が立会いしてなくてよかった・・・)出産中によくあることだし、助産師さんたちは見慣れてるから何とも思わないんでしょうし、最中は私もそれどころじゃないです。
でも、振り返ると嫌だった。
痛みで我を忘れて何度も叫んだし、色々醜態をさらしたな~と。
痛みを経験してこそ愛情が・・みたいなよく言われるやつは全くもって根拠ないです。
無痛で産んだ一人目も、自然で生んだ二人目もどっちもめちゃくちゃ可愛いですから。
状況によって無痛にしなきゃいけない方、逆に無痛を選択出来ない方、いろんな方がいるし、私はむやみやたらに無痛を勧める意図はありません。
無事に赤ちゃんが産まれて来ることが何より一番ですからね。
お産は人それぞれ、痛みの感じ方も人それぞれ。
自然分娩で産んだ方で、「我慢できないほどの痛みではなかった。」と言ってる方も周りにいましたし。
ただ、もし、(予定はないですが)三人目があるとしたら、
私は、「わたしは」ですよ?
絶対、無痛分娩を選択します。